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Salesforceエンジニアをやってきた私が得られたこと

Salesforceエンジニアで得られたこと Salesforceエンジニアになる
そらお
そらお

Salesforceエンジニアのキャリアって評価されるのかな?

せーこ
せーこ

気になるよね!今回は私の経験も踏まえて説明するね!

「Salesforceエンジニアのキャリアって評価されるの?」
「Salesforceはノーコード・ローコードだから、エンジニアとしての価値が下がるのでは?」

Salesforceエンジニアを目指すとき、そんな不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

私自身もSalesforceエンジニアに転向するとき、「エンジニアとしての自分の価値が下がらないか?」という不安がありました。

しかし、10年以上この道を歩んできた今、エンジニアとしての価値は下がっていないと実感しています。

なぜなら、Salesforceエンジニアとして働く中で、要件定義から運用保守まで幅広い経験を積み、顧客折衝力や判断力など多くのスキルを得ることができたからです。

この記事では、私がSalesforceエンジニアとして実際に得られたこと、そして実務を通じて気づいたことをご紹介します。

記事を読んでいただくことで、「Salesforceエンジニアの経験はキャリアに必ずプラスになる」と感じてもらえるはずです。

Salesforceエンジニアで得られたこと

Salesforceエンジニアで得られたことのイメージ

Salesforceエンジニアとして働く中で、私がもっとも大きく成長できたと感じるのは「視野が広がったこと」です。

ただ開発をこなすだけでなく、顧客の業務全体を理解し、適切な機能を選び、信頼関係を築いていく。そのひとつひとつの積み重ねが、自分自身の力になっていきました。

ここでは、特に自分の中で大きかった3つの得られたことをご紹介します。

上流から運用まで経験できた

Salesforce案件では、単なるシステム構築だけでなく、要件定義から運用保守まで一貫して関わることが多いです。

私も実際に、最初のヒアリングから要件整理、設計・構築・テスト、そしてリリース後の運用まで携わる経験を重ねてきました。

このような流れを繰り返し経験できたことで、

  • プロジェクト全体の流れを俯瞰して予測する力
  • 各フェーズごとの課題になりやすい点や、事前に決めておくべきポイントを押さえる力

が自然と身についたと感じています。

例えば、

  • 要件定義で要件をしっかりドキュメントに残さなかったために、テストケースの作成で苦労したり、仕様の問い合わせにすぐ答えられなかった。
    要件は必ず文書化し、チームで共有するようになった
  • 実装で気軽にコーディングでカスタマイズしてしまい、結果的に保守性が下がって工数が増えてしまった。
    運用保守まで見据えた設計・実装を意識するようになった

といった学びを得ることができました。

業務知識と判断力が身についた

Salesforceには豊富な標準機能がありますが、業務によってはApexやLWCなどのカスタマイズが必要な場面もあります。

どこまで標準機能で対応できるか、どこから開発を入れるべきか──この「取捨選択の判断力」は、実務を通して身についた力です。

この力がないうちは、顧客から「これってできる?」と聞かれても答えられず、正直つらい時期でもありました。

しかし、経験を重ねるにつれて答えられるようになり、顧客からも頼られる場面が増えていきました。

このことは大きなやりがいにつながっていったと感じています。

また、Salesforceを導入している顧客の業種・業態はさまざまで、サービス業、公共系、医療系など幅広い案件に携わりました。
その過程で顧客の業務知識も深まり、日々新しい学びがあること自体を楽しめていました。

業務を理解できると、「Salesforceをどう使えばよいか」が自然と見えてきます。
その結果、業務に即した最適な構成を提案できるようになり、顧客からの信頼にもつながっていたと実感しています。

せーこ
せーこ

顧客の業務を知ることに楽しみを感じられる人は、Salesforceエンジニアは楽しい職種かも!

顧客と向き合う力が磨かれた

Salesforceエンジニアの仕事では、顧客とのやり取りが日常的に発生します。
不具合対応や仕様調整など、ときには難しい調整や説明が求められることもあります。

そんな中で私が特に心がけていたのは、「できるだけ早く一次対応をすること」と「真摯に向き合うこと」です。

例えば、本番環境で不具合が起きたときには、
「現在、影響範囲と原因を調査中です。次は◯時頃にご連絡します」とまず一報を入れるようにしていました。これだけでも顧客はやきもきせずに済みます。

また、悪い知らせほどできるだけ寝かさずに早く伝えるようにしていました。
早く伝えることで、誠実さは必ず伝わりますし、顧客も解決に向けて一緒に動いてくれるからです。

さらにSalesforceはクラウドサービスのため、まれにサービス自体が停止することもあります。
そうしたときも、普段から誠実なコミュニケーションを積み重ねていたからこそ、落ち着いて対応でき、顧客からの理解も得られました。

このような日々の姿勢を通じて、顧客と向き合う力がつき、信頼を得ることができていると実感しています。

せーこ
せーこ

言いたくないことほど早く伝えることで、逆に信頼してもらえることもたくさんあったよ!

実務を通じてわかったこと

Salesforceエンジニアが実務でわかったことのイメージ

Salesforceエンジニアとして働いていく中で、日々の経験を通して「ああ、これは実務をしてみないとわからないな」と気づいたこともありました。

ここではその中でも特に印象に残っている3つをご紹介します。

資格だけでは実務はできない

Salesforceには認定アドミニストレーターや開発者資格など、たくさんの資格があります。

資格を取得するためにはSalesforceの知識が必要ですので、資格がある=Salesforceの知識の証明、であることは間違いありません。

ただ、資格があれば実務ができるかというと、そうではないというのが私の考えです。

資格取得のときはシンプルに考えて使っていた機能も、実際の業務に対応するには他の機能と組み合わせて使う必要があったり、裏技的な使い方をする必要があったりします。

そのため、「資格の知識だけでは実務はできない」と感じています。

逆に、実務を経験してから資格の勉強をすると「あ!これはあの業務のときに使ったな」と理解が深まることも多く、資格と実務はセットで価値を持つのだと実感しています。

せーこ
せーこ

資格も実務も並行して進めるのが一番自分の力になると感じるよ!

技術力だけでなくチームマネジメント力も必要

Salesforce案件は小規模から大規模なものまで幅広くありますが、いずれもチームで開発することが多いです。

その中で、私はPL(プロジェクトリーダー)として関わることも多くありました。

そこでわかったのは、案件を進めるには技術力だけではなくチームマネジメント力も必要ということです。

進捗管理やタスクの割り振り、パートナー企業のメンバーとの調整など、リーダーとしてやるべきことは開発作業以外にも多岐にわたります。

特に、スキルの差があるチームをまとめるときは「メンバーのスキルに合わせてタスクを入れ替える」「レビュー体制を強化する」といった工夫が欠かせませんでした。

こうした経験を通じて、マネジメント力やコミュニケーション力もエンジニアには不可欠だと強く感じました。

せーこ
せーこ

リーダーポジションはSalesforceだけやっていればいいわけではないのよね!

他クラウドサービスなど周辺知識も必要

Salesforceは他のシステムやクラウドサービスと連携して使われることも多いです。

そのため、「Salesforceのことだけ知っていれば大丈夫」というわけではなく、業務システムを構築するために必要なSalesforce以外の周辺知識も必要ということがわかりました。

例えば、AWSやBoxなどの他クラウドサービスと連携する場合、連携先のクラウドサービスのことを知っていないといけません。
また、シングルサインオンを実装することも多いので、そういった知識も必要になります。

ちなみに、周辺知識についてはそのときそのときに必要な知識を取り入れていけば大丈夫です。大事なのは「学び続ける姿勢」です。

そして、そうして得られた知識はどこでも通用するものですので、エンジニアとしての市場価値も自然と高まっていくはずです。

せーこ
せーこ

知らないことは、やりながら勉強して覚えていけば大丈夫だよ!

まとめ

Salesforceエンジニアとして働いたことで、私は技術面だけでなく、業務理解やマネジメント、顧客折衝など、幅広い経験を積むことができました。

  • 要件定義から運用保守まで一貫して関わり、プロジェクトを俯瞰できる力がついた
  • 標準機能とカスタマイズの取捨選択を判断できるようになり、顧客の業務知識も深まった
  • 不具合対応や仕様調整を通じて、顧客と向き合う力が磨かれた
  • 実務を経験することで、資格だけでは得られない力がつき、リーダーとしてマネジメントも学べた
  • 他クラウドサービスやシングルサインオンなどの周辺知識も得られた

Salesforceエンジニアのキャリアは、単に「Salesforceを操作できるようになる」ことにとどまりません。業務知識・技術力・人間力を総合的に高められる場だと、私は実感しています。

これからSalesforceエンジニアを目指す方や、今まさにキャリアの途中にいる方も、ぜひこれからのキャリアに自信をもって進んでくださいね!

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